「犬」「狗」「戌」違いは?
徳川高人です。犬 の字は、文字通りイヌを表し、側面から見たイヌをかたどった象形文字。
狗 の字は、「犬(けものへん)」と「句」の組合せで、「句」は「小さくかがむ」の意。
「狗」もイヌ全般としての意味を持ちますが「犬」と区別して用いる場合は、大きいイヌが「犬」・小さいイヌが「狗」となります。しかしながら、現在では単独で「狗」が使われることは少なくなっています。
一方、
戌 の字は、十二支の11番目や旧暦9月(新暦10月)などを指し、「作物を収穫しまとめる」という意味や「滅の字と同意で草木が枯れる状態」を表しているとされる説があり、どちらも本来の「イヌ」とは何ら関係のない文字。
もともと十二支や歴月、方角や時刻に用いられていた「戌」が、後に十二支を庶民に浸透させる目的で12種類の動物を割り当てた際、「戌」=「イヌ」となり今に至ったと言われています。
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この話の後、「こまいぬ」って漢字で書いてみ?と言われると、
残像効果で思わず「狗犬」と書いてしまいそうですが、これでは「いぬいぬ」。「狛犬」ですね。
余談ですが、高麗から伝来したことに由来する「こまいぬ」。
左右一対になっていますが、一般的な左右の明らかな違い。ご存知ですか?
一般的に、向かって右側の狛犬が「阿形(あぎょう)」で口を開け、左側の狛犬が「吽形(うんぎょう)」で口を閉じています。
徳川高人「犬動画まとめ」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32357661
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32357690
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32357750
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32359022
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32359246
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32359280
徳川高人
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